「竹の声を聞く、川の声を聞ける 子供を育てたい」 美馬未来塾委員長 千葉昭彦さん
「吉野川の竹はいいものなのに、時代に取り残され、悲鳴を上げている」と千葉さん。吉野川沿岸の竹は、藩 政時代に人々を災害から守る水防林として植えられたものです。昔は、農具や生活用具作りに竹は必需品で、 特に美馬町では、伝統工芸の和傘の原材料として大切に手入れされていました。しかし、現在は手入れされ ることもなく竹林は荒れ放題。訪れる人も少なくなっています。 美馬未来塾では 「竹に笑顔を取り戻してもらおう」と、一昨年から竹を活用した町づくりに取り組んでい ます。竹林の間伐を行い、切り出した竹で竹垣、竹炭、食器や遊具などを作成。なかでも好評だったのが竹 灯籠。大晦日から元旦にかけて寺町界隈を250本の竹灯篭でライトアップしたのです。幻想的なプロムナ ードに、初詣でに訪れた人々は歓声を上げたとか。 「竹の活用は、自然との共生というだけでなく、命を考えることに繋がります」 −−川や竹の声に耳を傾け、 その存在意義を認められれば、きっと、人と人との繋がりも大切にできるはず−−。 千葉さんのそんな思い が伝わってきました。 安楽寺 注 寺町には、浄土真宗の『安楽寺』 『西教寺』 『林照寺』、 真言宗の『願勝寺』、 また『郡里廃寺跡』等があります。 2004年大晦日 2005年元日 安楽寺初め各寺院などの境内、門前にて竹灯籠による灯明を掲げました。 |